自己紹介
娘について
7月上旬、予定日から一週間ほど遅れてようやく生まれた娘。
夏にのんびりと生まれたことにちなみ、必要があればブログ上では悠夏と呼びます。
私について
私(おゆ)は30代半ば、現在育休中(2020年の2月に復帰しました!)の某中学受験塾の塾講師です。
担当科目は国語。子どもが好きで、教育に興味があったので選んだ職業です。
出身大学は旧帝大です。教育への意識がそこそこ高いです。
TOEICが800点少々。
大学ではスピーキングの授業を中心に取っていました。
また、日本人の発音ではあるものの、中国語が話せます。
記憶はほとんど残っていませんが、幼少期に親の仕事の都合で中国で暮らしていたからです。
それ以降は大学の第二言語として履修しただけなので、多少話したり聞いたりでき、不十分ながら読み書きもできます。
現在は、ほとんど英語や中国語を使う場面がありません。
(育休前は、海外出身の保護者対応の際に、ごくごく稀に呼ばれることがありました。)
現在、それぞれどの程度使っているかというと
言語 | 使用頻度 |
---|---|
中国語 |
・中国語の方が理解しやすい保護者の方の対応 ・日本語の絵本を中国語に訳しながら読み聞かせする ・オンライン中国語レッスン(週2回25分) |
英 語 |
・英語の絵本を読み聞かせする |
ご覧の通り、ツールとしての語学という意味合いが強いです。
とはいえ、受験国語や語学といった自分が持てるスキルを娘に伝えられたらとは思っています。
言語を「聞ける」程度になってくれれば、あとは本人次第です。
必要に応じて、語学力を伸ばしていってくれたらと思っています。
さて、今回ブログを始めたのは、リハビリをしたいという理由からです。
人とのコミュニケーション機会が育休によって大幅に減ってしまい、以前に比べて系統立てて話せなくなっているし、自分の考えを伝える能力が低下しているという危機感から、文章を書いてリハビリしようと思いました。
第一子であるため、悩むこともたくさんありますが、気負わずにのんびりと子育てに臨んでいきたいです。
テセウスの船としてのセサミストリートのビッグバード
ビッグバードの中の人が亡くなったとのニュースを、朝日新聞の今朝のメール配信で知った。
中身は2015年まで担当し、声は昨年まで当てていたそう。
正直、ビッグバードのことはさして好きではなかったし、陽気な大きな鳥だとしか思っていなかった。
それでも多少の感傷に浸ってしまったので、こうして文章を書いている。
私が好きなのはエルモ(王道)、そしてカウント伯爵。おまけに、ひたすらかわいいプレーリー・ドーン。
プレーリー・ドーンを紹介したくて探した動画が可愛すぎたので共有。
Sesame Street: The Cookie Game with Cookie Monster and Prairie Dawn
クッキーモンスターの目隠しは、目玉縛り。
5カ月の娘にセサミストリートの英才教育を試みるくらいには、私はセサミストリートが好きだ。
セサミストリートの絵本を多めに読み聞かせしたり、YouTubeチャンネルの動画をバックグラウンド再生して、音声だけ聞かせたりしている。
なぜそれほどまでにセサミストリートへの思い入れがあるのか。
小さいころにNHK教育(当時はEテレではなかった)で観ていたというのも一つの理由だ。
そして、セサミストリートのPodCastでセンター試験の英語リスニング対策をしたというのがもう一つの理由だ。
センター試験にリスニングが導入されることになり、誕生日プレゼントにと買ってもらったiPod nanoで、通学中・休み時間に貪るように視聴していた。
確か、一つの単語を取り扱い、説明していく構成だったように思う。
マペットたちがかわいくて、世界観に魅了されて、繰り返し繰り返し見て聞いた。
それでセンター試験の英語は9割取れたのだ。
その点数が私にほどほどの大学へ行くことを可能にした。今の仕事に就き、結婚し、娘に恵まれた。
だから、セサミストリートへの思いは人一倍強い。
私の知っているあの頃のビッグバードはもういないと思った。
でも、ビッグバードの皮をかぶっていれば、物語の進行上それはビッグバードでしかない。セサミストリートの世界ではビッグバードは生き続けている。
そんなことを考えながら記事を読み返した。
2015年までは中身も声も担当し、2018年までは声のみ担当していたのだから、ビッグバードはある時点で完全に変わったのではない。少しずつ少しずつ変容していった。
新旧ビッグバードの間に断絶はなく、ゆるやかに移行していった。
ということは「まったくもって」同一性が失われたとは言えないのかもしれない。
そこには継続性がある。継続していれば同一性もある程度は担保されるように思えた。
テセウスの船 - Wikipediaならぬ、セサミストリートのビッグバード。
とにもかくにも、陽気な鳥は今後も陽気であり続けるだろうし、私は今後もセサミストリートを愛し続けるだろう。